2017年07月21日

今週の注目感染症 平成29年・28週(7月10日~7月16日)

■ コメント
・ 夏休みを利用した海外旅行が多くなる季節です。海外では、日本で見られない感染症が発生してい
ることもあります。渡航先で感染症にかからないようにするためには、正しい知識と適切な予防
方法を知ることが大事です。厚生労働省や検疫所では、ウェブサイトを通じて、海外における感染
症の流行状況や予防方法、帰国後に注意すべきことなどの情報を提供しています。
《夏休みにおける海外での感染症予防について》
>>詳細はこちら
《検疫所ホームページ:FORTH 海外で健康に過ごすために》
>>詳細はこちら


■ヘルパンギーナが流行しています
ヘルパンギーナの定点当たりの報告数が警報の基準である「6」を超え、県内で流行している状況です。
≪ヘルパンギーナとは≫
ヘルパンギーナは、乳幼児がかかりやすい夏かぜの一種です。
感染してから2~4日後に、突然の発熱に続いてのどの痛みが出現し、口の中に1~2㎜の小さな水疱が出現します。
発熱は2~4日間程度で下がり、やや遅れて水疱も消えますが、まれに無菌性髄膜炎や急性心筋炎を合併することがあります。

≪ヘルパンギーナの感染予防について≫
ヘルパンギーナは、4 歳以下の子どもに多く見られ、感染している人の便や、咳をしたときのしぶきを介してウイルスが人に感染します。
発熱等の症状がある時期に最も感染力が強くなりますが、症状が回復した後も、4 週間程度は便からウイルスが排出されることもあります。
日頃から、オムツを替えるなど便を扱った後は、しっかり手を洗いましょう。

○ 福岡県感染症情報ホームページ(>>詳細はこちらでは、感染症発生情報、病原体検出情報などがご覧になれます。

【福岡県感染症情報センターより参照】
(平成29年7月21日更新)