2022年05月06日
今週の注目感染症
第17週(令和4年4月25日~令和4年5月1日)
・今週も腸管出血性大腸菌感染症の報告が続いています。
腸管出血性大腸菌感染症の一般的な症状は、腹痛、水のような下痢、血便です。
子どもや高齢者が感染した場合は重症化しやすく、溶血性尿毒症症候群(HUS)や脳症などの合併症を起こす場合があります。
腸管出血性大腸菌は、生肉や加熱不十分な肉を食べること等で感染します。
肉などを調理する際は十分に加熱(75℃以上で 1分以上)しましょう。
また、患者の便等で汚染された手を介して人から人へも感染することや、感染しても発症しないことがあり、知らずに家庭内で感染を広げることがあります。
調理前、食事前、トイレやおむつ交換の後には、石けんと流水で十分に手を洗いましょう。
・福岡県感染症情報ホームページ( >>詳細はこちら )では、感染症発生情報、病原体検出情報などがご覧になれます。
【福岡県感染症情報センターより参照】
(令和4年5月10日更新)