2022年12月16日

今週の注目感染症
第49週(令和4年12月5日~令和4年12月11日)

・今週は、腸管出血性大腸菌感染症が 2 件報告されました。
第 49 週までの累積報告数は 233 件で、昨年同時期(175 件・速報値)より多い状況です。
腸管出血性大腸菌感染症は夏季に発生することが多いですが、冬季にも発生します。
腸管出血性大腸菌に感染すると、3~8 日の潜伏期間の後、激しい腹痛、頻回の水様便、血便などの症状が現れ、重症化すると死に至ることがあります。
腸管出血性大腸菌は、生肉を食べたり、加熱不十分な肉を食べたりすることで感染するため、肉などを調理する際は十分に加熱(75℃以上で 1 分以上)し、生肉専用の箸と食べる箸を使い分けましょう。
また、患者の便などで汚染された手を介して人から人へも感染するため、調理前、食事前、トイレやおむつ交換の後には、石けんと流水で十分に手を洗いましょう。

・福岡県感染症情報ホームページ( >>詳細はこちら )では、感染症発生情報、病原体検出情報などがご覧になれます。

【福岡県感染症情報センターより参照】
(令和4年12月16日更新)