2019年08月16日
今週の注目感染症 令和元年・第32週(8月5日~8月11日)
■ コメント
・今週は、重症熱性血小板減少症候群(SFTS)の報告がありました。
SFTS は、病原体を持つマダニに咬まれて感染することが多いため、マダニの活動が活発になる夏期に多い感染症です。
潜伏期間は 6日~2 週間程度です。主な症状は発熱と消化器症状(おう吐、下痢など)が中心で、倦怠感、リンパ節のはれ、出血症状なども見られます。
マダニに咬まれないよう、別紙の注意事項をご確認ください。
・福岡県感染症情報ホームページ>>詳細はこちらでは、感染症発生情報、病原体検出情報などを公開しています。
※県民の皆様へ
・感染を予防するためには、マダニに咬まれないようにすることが重要です。
・マダニは、主に森林や草地等の屋外に生息し、全国的に分布しています。家庭内に生息するダニとは種類が異なります。
・草むらや藪など、マダニが多く生息する場所に入る場合には、長袖・長ズボン、足を完全に覆う靴、帽子、手袋を着用し、首にタオルを巻く等、肌の露出を少なくすることが大事です。
・マダニ類の多くは人や動物に取り付くと、皮膚にしっかりと口器を突き刺し、長時間(数日から長いもので 10 日間)吸血します。
・吸血中のマダニを見つけた場合は、医療機関(皮膚科)で処置を受けましょう。
・マダニに咬まれた後に発熱等の症状があった場合は、医療機関を受診しましょう。
【福岡県感染症情報センターより参照】
(令和元年8月16日更新)