2017年10月20日

今週の注目感染症 平成29年・41週(10月9日~10月15日)

■ コメント
10月17日に、県内で今シーズン初めてインフルエンザ様疾患による学級閉鎖がありました。
インフルエンザは、例年、これからの時期に流行するため、「かからない・うつさない」対策をしっかりすることが重要です。
インフルエンザを予防するため、外出から帰った時などには、流水・石けんでしっかり手を洗いましょう。
また、咳が出るときにはマスクを着用するなど「咳エチケット」を心がけましょう。

■インフルエンザワクチンの接種について
ワクチンの最も大きな効果は、インフルエンザの重症化を予防することです。
インフルエンザの主な症状は発熱やのどの痛みです。
発症後、多くの方は 1 週間程度で回復しますが、中には肺炎や脳症等の重い合併症が現れ、入院治療を必要とする方や死亡される方もいます。
特に基礎疾患のある方やご高齢の方では、重症化する可能性が高いと考えられています。
インフルエンザワクチンには体内でウイルスの増加を抑える効果が一定程度認められ、インフルエンザにかかっても症状が重くなることを阻止する効果があります。

○ インフルエンザワクチンの接種回数
(1) 6カ月以上13歳未満の方 2回接種
(2) 13歳以上の方 1回接種
(注 1)13 歳以上の基礎疾患(慢性疾患)のある方で、著しく免疫が抑制されている状態にあると考えられる方等は、医師の判断で 2 回接種となる場合があります。
(注 2)一部のワクチンは、(1)については「1歳以上13歳未満の方 2 回接種

【福岡県感染症情報センターより参照】
(平成29年10月20日更新)