2018年11月09日

今週の注目感染症 平成30年・44週(10月29日～11月4日)

■ コメント
・風しんについて
今週は、県内で風しんの報告が 11 件ありました。風しんに対する免疫が不十分な女性が、妊娠 20 週頃までに風しんウイルスに感染すると、目や心臓、耳等に障がいがある（先天性風しん症候群）子どもが産まれることがあります。
風しんに対する十分な免疫があるかどうかは、抗体検査で確認することができます。
福岡県では、妊娠を希望する女性や妊婦のパートナーを対象に、風しんの抗体があるかどうかを調べる検査を無料で実施しています。
詳細は、福岡県ホームページ>>詳細はこちらでご確認ください。

・感染性胃腸炎について
感染性胃腸炎の定点当たり報告数が増加しています。
この時期から増加する感染性胃腸炎は、ノロウイルスを原因とするものが多いと言われています。
ノロウイルスに感染したときの一般的な症状は、吐き気、嘔吐、下痢、腹痛で、発熱は軽度です。
通常 1～2 日でよくなりますが、脱水を起こすこともありますので、こまめな水分補給を心がけましょう。
また、感染予防のため、トイレの後、調理前、食事の前には必ず流水と石けんによる手洗いをしましょう。

・ 福岡県感染症情報ホームページ>>詳細はこちらでは、感染症発生情報、病原体検出情報などを公開しています。

【福岡県感染症情報センターより参照】
（平成30年11月9日更新）